内山フォルトゥナ、ウォルターズ連戦だ

 ボクシングの2015年度年間表彰式が12日、都内のホテルで行われた。プロ男子の最優秀選手賞(MVP)に選出されたWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(36)=ワタナベ=は、王座獲得から6年目にして初の栄冠。今年は統一戦、海外進出と新たな路線を現実のものとする。

 内山の新たな路線は魅力的だ。WBAから統一戦指令の出た正規王者、ハビエル・フォルトゥナ(26)=ドミニカ共和国、元WBA世界フェザー級スーパー王者のニコラス・ウォルターズ(30)=ジャマイカ=との年内の連戦を狙っている。

 両選手ともかねて対戦を視野に入れていた。「フォルトゥナはテクニシャンでやりづらい。ウォルターズはかみ合うと思うけど、身体能力が高いし、野性的な動きが読みづらい。比較できないが、うまさと強さ、両方撃破すれば海外での評価も上がると思う」と、相手にとって不足はない。

 渡辺均会長は「(場所は)海外か日本かといえば海外。うまくまとまらなければ、国内で河野、田口とトリプル世界戦の可能性もありますが」と、海外進出を軸にフォルトゥナ陣営と交渉中だ。

 10年に世界王座を獲得して以来、初めてのMVP受賞に内山は「6年かかってやっと取れた」と喜びをかみしめた。「ビッグマッチをやりつつ具志堅さんの(防衛記録)13回を超えられれば」と、さらに高みを目指す。

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