興毅移籍に前向き、JBCは謝罪要求

 ボクシング世界戦の混乱をめぐり、会長らが資格はく奪処分を受け、国内活動停止中の亀田ジムの亀田興毅(27)がジム移籍を検討していることが6月30日、分かった。

 6月16日の東日本ボクシング協会理事会で、大竹重幸氏の新会長就任申請が却下された。国内活動再開は「移籍」が最も現実的で、大竹氏は興毅を説得していた。移籍先は大竹氏と縁のあるシャイアン山本ジムが有力だ。順調に運べば延期中のWBAスーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ)との対戦が10月にも実現する。

 一方、日本ボクシングコミッション(JBC)は「(2月の)処分以降、ファンや関係者に一回も謝罪がない。移籍先うんぬんより、みそぎが先」(秋山弘志理事長)と移籍のみを復帰条件とはしない姿勢。亀田側は「移籍と謝罪は同時に行う」としている。

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