那須川天心「本能で戦う」“神童”解放で井上拓真にリベンジ予告 「お前は天才。自分を信じろ」元世界王者・村田氏助言で覚悟

 「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(27日、トヨタアリーナ東京)

 大会2日前の公式会見が25日、都内で行われた。WBC世界バンタム級王者・井上拓真(30)=大橋=との10カ月ぶりの再戦に臨む同級1位の那須川天心(28)=帝拳=は「やるだけ。本能で戦います」と“神童”解放でのリベンジを予告。IBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦に臨む同級1位・西田凌佑(30)=六島=は、同級2位サム・グッドマン(27)=オーストラリア=と初対面し、2階級制覇へのイメージを高めた。

 笑顔はない。天心は黒いキャップを目深に被って登場すると、いつになくシリアスな表情で緊張感を漂わせた。プロ格闘技通算55戦目で初黒星を喫した因縁の相手との雪辱戦に臨むにあたり「本能で戦う」と腹をくくると「いろいろ考えて、考えて、考えた結果、本能で自分の思うままにやる。いろんなアドバイスや実体験を得て決めた」と明かした。

 レジェンドからの金言にも強く背中を押された。約2週間前の練習で、帝拳OBの元WBA世界ミドル級王者・村田諒太氏(40)から「おまえは天才なんだから、もっと堂々と自分らしくやれよ。自分のスタイル、感覚を信じろ」とアドバイスを受けたという。「すごく心が楽になった。(腹をくくる)きっかけをくれた」。陣営で戦術や作戦なども練っていたが「反復練習をしてきたからこそ(考えなくても)できる。より面白い、怖い那須川天心を見せられる。目的は勝つだけなので」と眼光を鋭くした。

 前回も敗れているだけに厳しい戦いは必至だが、15歳からプロ格闘技の世界で無敗街道を歩んできた激闘の歴史が肉体に刻まれている。自信の根拠について聞かれると、しばらく沈黙してから「俺が俺を信じているからです」とシンプルな言葉を絞り出した。「一番強くて、一番かっこよくて、一番面白い、そして一番イタい俺が俺のことを信じているから大丈夫」。勝負師のアイデンティティーを呼び覚ました。

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス