ウルフアロン、元UFC王者ジョシュと初共闘で刺激…方向性を再確認「もっと強さ表現したい」「ダメージ与える投げ方を」23日のG1出場決定戦へも闘志
「プロレス・新日本」(20日、千葉・君津市民体育館)
永田裕志(58)によるプロデュース興行が行われ、メインイベントの6人タッグ戦でNEVER無差別級王者のウルフアロン(30)が永田と、1年半ぶりに特別参戦した元UFCヘビー級王者ジョシュ・バーネット(48)との異色の豪華トリオを結成し、極悪集団ハウス・オブ・トーチャーを撃退した。
ウルフがまたも刺激的な初遭遇を果たした。かつて2000年代前半の新日本マットでも戦っていたジョシュが、高速の掌底やニールキックなど強烈な打撃技で成田蓮(28)らを一掃し、最後は2人からアシストを受けたウルフが金丸義信(49)を豪快なアングルスラムで沈めた。
五輪王者は「プロレスのリングは巡り合わせだと思ってます。千葉生まれの永田さん、ワシントン生まれのジョシュさん、そして東京の下町・新小岩で生まれ育った僕。それぞれレスリング、MMA、柔道と全く違う道を歩んできた人たちが思いをぶつけられる舞台。それはプロレスのリングにしかない魅力だと思っています。僕はまだまだデビューして半年も経っていないが、今日もジョシュさんからたくさん学べるところがあった」と実感を込めた。
MMAやキャッチレスリングなどをバックボーンにしたジョシュの武骨なファイトスタイルを目の当たりにし、ウルフは「至近距離で、打撃の一撃一撃の正確さと重さ(を感じた)。一発が当たれば終わる。成田も鼻血を出していたし、それだけ当たれば(効く)」と刺激を受けた様子。「柔道は(投げて)背中をつかせたら終わりだが、ダメージを与えることにフォーカスしてなかった。もっとダメージを与える投げ方を研究する必要があると、ジョシュさんの試合を見て思った」と、ヒントを得ていた。
試合前もさまざまなアドバイスをもらったというが、ジョシュは「彼はすぐに吸収するよ」と五輪王者に太鼓判。「もしウルフサンがもっとトレーニングをしたければ、私には柔道家を指導した経験が豊富にある。石井慧をMMAやキャッチ・アズ・キャッチ・キャンで長年指導した。柔道の技やさまざまなテクニックにも精通しているよ。柔道も得意というわけではないが、長年練習はしてきたからね」と、門戸を開いた。
ウルフも「柔道をわかっていて他の競技もやっているからこそ、(プロレスに)つなげられる技術もあると思う。また機会があればよろしくお願いします」と最敬礼。「プロレスの中でできることは際限がない。僕もプロレスの中でもっと強さをリングで表現したい」と、自身の方向性を再確認した。
また、ウルフは23日の後楽園ホール大会で、真夏の祭典「G1クライマックス」への初出場を懸けてYOSHI-HASHI(44)との出場者決定戦に臨む。デビュー半年ながらシングル最強決定戦への出陣を懇願しているが、「まだまだプロレスの動きが未熟なのは承知の上で、負ける気は全くない。必ずYOSHI-HASHIさんに勝って出場したい」と決意を込めた。
