玖麗さやかワールド王座防衛失敗に号泣「等身大に生まれ変わって、積み重ねていきます」鈴季すずのエールに呼応、再起誓う【スターダム】

 「女子プロレス・スターダム」(20日、国立代々木競技場第二体育館)

 ワールド王座選手権が行われ、王者・玖麗さやか(26)が挑戦者の鈴季すず(23)に21分32秒、ジャーマンスープレックスホールドで敗れ、2度目の防衛に失敗した。

 涙が止まらなかった。マイクを握った鈴季は「やっと巻きました!オマエたち、今日は雨の中、来て良かったよなあ!」と絶叫。鈴季にプロレスキャリアを問われ、2年半だと答えた。「キャリア2年半でここまでやれて、オマエすげえよ」と称賛され「等身大でいいんだよ。無理しなくていいんだよ。自分のやりたいプロレスを、自分で追い求めろ。そしたらコレをかけて、やりましょう」とエールを送られた。

 開始早々で断崖式パイルドライバーで場外戦に持ち込まれ、客席のイスをなぎ倒すように投げ捨てられるなど、ハードな攻撃を受けた。裸絞め、スピアーで反撃したが、最後は危険すぎる雪崩式バックドロップを浴び失速。ジャーマンスープレック連発からのジャーマンスープレックスホールドを許し、力尽きた。

 大方の予想とは異なったのだろう。鈴季への歓声とともに、どよめきも混在した。

 バックステージで玖麗は「赤いベルト。なくなっちゃいました」と呆然。「でも、これからは等身大で。今まで特に思っていたつもりはないけど、今思えばどうやったらみんなに認めてもらえるか、私が赤いベルトを取った後のスターダムを面白いって思ってくれるか、楽しんでくれるか、好きになってくれるかなって、いっぱい考えていた。こういう人がチャンピオンだったらいいのにってみんなが思うのかなって、無意識に寄せていってしまっていたのかも。前のチャンピオンみたいにすごいことしなきゃって。そう思ってしまっていたのかな」。重圧と責任感で、無理をしていたことを明かした。

 ただ、その呪縛からは解放される。6月20日は、玖麗の誕生日だった。「今日が誕生日なんです。だから今日から、ちゃんと等身大の玖麗さやかとして生まれ変わって、また積み重ねていきます。ベルトがなくなっても、私が積み重ねてきたことは消えないし、みんなの気持ちもちゃんと消えないって分かっているから。絶対また赤いベルトを取って、チャンピオンとしてみんなを応援したい。だから絶対に今日で終われない。26歳。新たな自分として、また頑張ります」と誓った。涙を拭いて姿を消した。

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