井上尚弥が世界最強 米専門誌ランキング「PFP」2年ぶり返り咲き 判定勝ち・中谷戦を高評価「最上級の闘い」

 ボクシングの米専門誌「ザ・リング」は全階級を通じた最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」を4日に更新し、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(33)=大橋=が2位から1位に浮上し「世界最強」に2年ぶりに返り咲いた。2日の中谷潤人(M・T)に判定勝ちした試合が評価された。中谷は6位から7位に下がった。

 尚弥が再び「世界最強」の称号を手に入れた。2日に東京ドームで行われた中谷との世紀の一戦。主導権を握って11回に連打を浴びせ、スピードと素早い身のこなしによる巧みな防御を披露した。3-0の判定勝ちで、戦績を33戦全勝(27KO)とした。高度な技術戦に、同誌は「ボクシングでなし得る最上級の闘い」とたたえていた。

 ボクシングで最も権威のある米老舗専門誌「ザ・リング」によるPFPは、体重が同じと仮定し、全階級を通じて誰が強いのかを示すランキングで、同誌によると1989年に導入された。尚弥はバンタム級時代の2022年6月にノニト・ドネア(フィリピン)に2回TKO勝ちしてWBC・WBA・IBFの王座を統一した後、日本選手初の1位に輝いた。さらに、スーパーバンタム級の4団体統一王者となった後、24年5月にルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちして1位を奪回したが、同月中に2位になった。

 今回、中谷との頂上決戦を制し、トップだった世界ヘビー級3団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)を抜いて、2年ぶりに1位に返り咲いた。これを受けて、尚弥は自身のXで「炎」のスタンプ3個で喜びを表現。ポストを投稿し「リング誌PFP1位へ返り咲きました!!この試合を評価していただいて得た返り咲きはとても価値あるものです。ありがとうございました!!」と感慨を込めた。

 井上に敗れた中谷は順位を一つ落としたものの、7位にランクインした。また、井上と対戦する可能性も浮上している世界スーパーフライ級3団体統一王者のジェシー・ロドリゲス(米国)は4位のまま変わらなかった。

 ◆パウンド・フォー・パウンド 1950年代に「ザ・リング」のナット・フライシャー編集長が、異なる階級の選手を比較、対比する方法として考案した用語。体重が同じと仮定し、全階級を通じて誰が強いのかを示すランキング。「ザ・リング」によると1989年導入で、80年代後半に君臨したヘビー級のマイク・タイソン(米国)らが1位となっている。通常はヘビー級や人気の中量級の評価が高い。日本選手では過去、内山高志、山中慎介、井岡一翔らがトップ10入りしている。

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