引退の棚橋弘至、社長専念で“断髪”予告「イケオジに」「後ろ髪切って切り替え」引退試合激闘で骨挫傷、両親の労いに涙も「小さい体でよう頑張った」

 「2025年度プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定、デイリースポーツなど選定)の授賞式が7日、都内ホテルで開かれ、技能賞を初受賞した新日本の棚橋弘至(49)が出席した。4日に東京ドームで行われた引退試合では元ライバルでAEW所属のオカダ・カズチカ(38)と33分3秒の激闘を繰り広げた末、レインメーカーで玉砕。長年のダメージで両膝の計8本の靱帯のうち3本しか残ってないほど満身創痍(そうい)の体に最後のムチを打ったとあって、この日も痛そうに足を引きずったが、「(足の)骨挫傷です。痛そうでしょ?」と事もなげに笑った。

 専業の社長となって3日目。「引退するまでずっと緊張感があったが、朝起きて『あ、もう試合することがないんだ』って思ったら、寂しい気持ちもあるけど、違うステージに進んだんだなと」。また、トレードマークだった明るい長髪を切る考えも明かし、「週末くらいに髪の毛を切ります。後ろをバッサリ全部いきますんで。イケオジになります(笑)」と予告。「髪の色は落ち着いた色にしようかなと。自分の中での切り替え。僕はプロレスラーは後ろ髪が長いもんだって信じて、間違った解釈をしていたので(笑)。やっぱり引退、社長業っていうところも含めて、この後ろ髪を切ることで初めて自分の中で切り替えが起きるんじゃないかなって期待します」と笑いを誘った。

 26年間のプロレスラー生活にピリオドを打った。引退を決めた際には、岐阜への帰省時に母から「あんた、小さい体でよう頑張ったね」と労いの言葉を掛けられたといい、「190(センチ)とか、2メートルとかの外国人がいる中でのイメージだったと思うが、母親から言ってもらった言葉はうれしかった」と万感。また、引退試合当日も両親が駆けつけ、見届けてくれた。「会えなかったが、父とテレビ電話で少ししゃべって、すごくベロンベロンに酔っ払っていて『オイ、弘至、よう頑張ったな』って(笑)。普段は大人しい父だが、(親族や知人)みんなに『弘至くん、よう頑張ったね』って言われたんでしょうね。息子を誇らしく思ってもらえたのかな、(泥酔するほど)いい酒が飲めたのかなと思うと、親孝行できたなと思います」と、目にうっすら涙を浮かべて明かした。

 今回プロレス大賞で技能賞を初受賞したことで、MVP、ベストバウト、個人三賞を総ナメにする史上初の“グランドスラム”を達成した。「僕はどうしてもエース感が強すぎて、ビジュアルだったり、肉体だったり(に注目が集まりがちで)、技術という部分ではあまり評価されなかったが、僕は(憧れが)藤波(辰爾)さんや、コーチは木戸(修)さんで、技巧派のレスラーになりたかったので。キャリア最後の最後に技能賞をいただいたのは本当にうれしい」と感慨を込めた。

 また、1月4日の引退試合は2026年ベストバウトの選考対象となるだけに「お、まだ権利を残してるってことで面白い。(試合時間が)33分3秒だったので、SUN、SUN、SUNと、太陽、太陽、太陽ということで…。これは(受賞も)あるね(笑)」と、太陽のエースは目がくらむほどのダジャレで締めくくった。

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