衝撃!ホープ吉良大弥、2回27秒KO勝ち「狙ってないから倒せた」史上最速タイ5戦目での世界王座に王手「記録よりベルトを」

 「ボクシング・WBA世界ライトフライ級挑戦者決定戦」(31日、大田区総合体育館)

 セミで、WBA世界ライトフライ級2位の吉良大弥(22)=志成=が同級7位イバン・バルデラス(24)=メキシコ=と対戦し、2回27秒KO勝ちした。プロ4戦目での挑戦者決定戦を制し、田中恒成が持つ日本男子史上最速となるプロ5戦目での世界タイトル獲得に王手を懸けた。

 アマ3冠の超新星が大みそかに鮮烈なKO勝利で世界にアピールした。1回から至近距離での打ち合いとなったが、2回、開始早々に相手の左に対するカウンターの右フックで完璧に相手の顎を捉え、10カウントでのノックアウト劇となった。

 衝撃的なKO勝ちを飾った吉良は、リング上でのインタビューで「ホッとしてます。とりあえず」と汗を拭い、「(KOを)狙ってなかったから倒せたんだと思います。前回の試合は狙いすぎて、1回で倒そうと思いすぎて判定になった。しっかり組み立てていけば、しっかり倒せると体現できてよかった。基本的なところから1ラウンド目、仕上げていって、左ジャブで相手の出方を見て、2回しっかり当てられた」とうなずいた。

 プロ4連勝で世界を見据え、「デビューして2年くらいで、最初は自分の思っていることと教えてもらっていることがかみ合わなくてうまくいかなかったが、コツコツやってきて、やっと点と点が線になってきた。それが気持ちいい」と実感を込めた。史上最速タイでの世界王者にも王手を懸け、「最初は意識していたが、世界王者になりたいのが一番大きいので、最速記録というよりもベルトが欲しい。自分に足りないのは自信だったので、それが1ミリでも今回の試合でついたかなと思う。まだまだキャリアは浅いが、来年には必ず世界王者になっていると思うので、応援よろしくお願いします」と、勝負の2026年へ決意を込めた。

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