堤麗斗 プロ4連勝 サウスポー相手にうまく対応「いい経験になった」 兄・駿斗はケガで無念の中止「来年は兄弟でさらに上を目指していく」

 「ボクシング・8回戦」(27日、リヤド)

 堤麗斗(23)=志成=が鮮烈なKO劇でプロ4連勝を飾った。今年5月のデビュー前からサウジアラビアの総合娯楽庁が運営する「リヤド・シーズン」と契約を結び、米国で3勝を挙げていたが、サウジ初上陸で好戦的なメキシカンに4回TKO勝ち。近い距離で打ち合う展開となったが、左右のフックで仕留めた。右構えと想定して準備していたものの、サウスポーできた相手に高い対応力も発揮し、「プロではこういうタイプが初めてで(想定とは)やり方が違ったが、いい経験になった」とうなずいた。

 同興行で、初の世界戦を予定していた兄の堤駿斗(26)=志成=は直前の練習で右眼窩(がんか)底骨折の重傷を負い、欠場となった。「兄貴の分も戦う」と無念の兄にささげる勝利を挙げ、「今回兄貴はケガで出ることができなかったけど、来年は兄弟でさらに上を目指していく」と思いを代弁。世界にアピールを続けるスーパールーキーは来年に向けて「もっともっと強くならないと。自分のレベルをさらに上げていって、そうすれば世界への道が近づいてくる」と決意を込めた。

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