引退の棚橋弘至が最後の後楽園ホールで男泣き「プロレスラーになった意義あったじゃん」残すは1・4東京ドームのみ【新日本プロレス】

 試合後に感激の涙を流す棚橋弘至
 ファンの声援に応える棚橋弘至
 エアギターを奏でる棚橋弘至
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 「プロレス・新日本」(22日、後楽園ホール)

 1・4東京ドーム大会で現役を引退する棚橋弘至が、満員の“聖地”で感激の涙を流した。

 ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア最年少優勝のホープ、藤田晃生と対戦。相手の突進をスリング・ブレイドで切り返し、ダルマ式ジャーマンで追撃。12分10秒、ハイフライフロー2連発からの片エビ固めで3カウントを奪った。

 藤田と言葉を交わした後、何も言わずリングを去ろうとすると、大歓声を受けてカムバック。年内最終興行で1年の感謝を伝え「僕の胸に去来するのは感謝、満員の東京ドームで喜んでいただける皆さんの姿です」とマイクで語った。

 これでオカダ・カズチカとの引退試合を残すのみとなった現実に、満員の客席からは「棚橋、辞めるな!」「辞めないで~!」の声が飛ぶ。棚橋は大声援にこらえられず涙を流した。

 棚橋は「本当にありがとう」と涙声で感謝すると、最後は気を取り直して「愛してま~す!」で締めくくった。

 バックステージでは「後楽園の思い出は、2千ゼロ年代になんとか、後楽園ホールをいっぱいにしましょうというところから始まって、いっぱいになって盛り上がったのを覚えています。いい形で2025年締められて感謝しています」と語った棚橋。「早かったね。デビューしてから26年。なんでこんなに早いのかな…。一生懸命やった。良かったよ」と再び涙を流した。

 男泣きしながら棚橋は「今日の後楽園、来年1月4日の東京ドーム…棚橋弘至がプロレスラーになった意義あったじゃん。最後まで全力で、レインメーカーショックの借りは返していないので、しっかりオカダに返します」と、チケット完売の大舞台での有終の美を誓った。

 最後は「2026年も新日本は最強の布陣で、選手、スタッフ、全力で頑張っていきます。しっかりついてきてください」と呼びかけた。

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