ウルフ・アロン、柔道少年大会に新日本Tシャツで登場「もうプロレスの一員」ゲスト解説で3時間喋りっぱなしの圧巻トーク術も披露

 1992年バルセロナ五輪柔道男子78キロ級金メダリストでパーク24柔道部総監督の吉田秀彦氏(56)が企画・運営する小学生大会「VIVA JUDO!杯」が19日、東京武道館で開催された。来年1月4日に新日本プロレス東京ドーム大会でプロレスデビューする東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフ・アロン(29)が特別ゲストとして参加したものの、柔道着ではなくライオンマークのクラシカルな新日本Tシャツを着て登場。試合解説や表彰プレゼンターを務めて柔道少年少女から憧憬のまなざしを受けたが、「(柔道着とは)気持ちはまた違う。僕はもう新日本プロレスの一員なので、しっかりその看板を背負っていくというところで(柔道界の)皆さんにアピールできたら」と、気持ちを新たにした。

 ウルフは道場での練習がオフ日で、午前10時に会場に到着。午後3時からは、柔道ユーチューバーとしても人気のドンマイ川端(35)とともにYouTubeライブ配信の試合解説を務めた。団体戦で巨漢選手相手に果敢に技を打つ小兵選手の気迫を目の当たりにし「鳥肌が立った」などと感銘を受けた様子。ただ、白熱した試合が続いたため時間が押し、決勝が終わったのは予定から約1時間後の午後6時前だった。マニアックな柔道ネタや雑談を交えた軽妙なトークスキルで3時間にわたって配信をつなぎ切り、優勝チームインタビューも終えたウルフはホッとした様子で「マジで疲れました」と汗を拭った。

 このほど、プロレスデビュー戦の相手も“極悪レスラー”EVILに正式決定し、「残り2カ月ちょっと、対戦相手に全集中で気合を入れて準備していきたい」と改めて決意。最初の標的が定まったが、「EVILの得意技の“EVIL”は柔道の大外刈りと似た形」と断言し、「プロレスのキャリアでは全く歯が立たない部分はあるが、これまで柔道でやってきた経験と、この半年間(プロレスの練習で)準備してきた自信をしっかりとぶつけて、(相手の)フィニッシュホールドが大外刈りに酷似しているところの対策も入れながら準備していきたい。(悪徳集団)ハウス・オブ・トーチャーは何人で来るかわからないので(介入や反則も)想定しとかないといけない」と眼光を鋭くした。

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