朝倉未来 RIZIN出場訴えるBD選手に親心「注目だけ集めてやられるっていうのは避けたい」大みそか希望の細川一颯にも「もう少し育てたい思いある」
「BreakingDown17」(27日、アリーナ立川立飛)
格闘家の朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベントの第17回大会が行われ、全24試合が行われた。大会後、朝倉未来社長が総括し、「大会前に『今回はあんまり面白くない』と言ったんですけど、というのもいつも見てるファンからすると有名どころのどっちが勝つんだろうという試合がなかったんで、視聴者的には面白くないかなと思ったんですけど、今回はニュースターを作るような大会、喧嘩自慢の初めての地区だったり、バランス良かったなという印象。試合自体はめっちゃよかった」と、評価した。
ベストバウトについてはベアナックルで壮絶な逆転KO劇となった「メカ君と虎之介の試合はめっちゃよかった」と語り、新たに誕生した2人の王者についても言及。フライ級王者となった野田蒼については「強くなっている。BDのルールに適応して、すごいスピードだなと。団体対抗戦を今後やっていきたいので、そういう時は王者として出ないといけない。他の団体の王者に負けない強さになってほしい」と期待を込め、バンタム級新王者となった大野篤貴には「井原君に対する研究をし続けたなっていうのと、この試合に関しては2人のモチベーションの差があったかな。1勝1敗なので、もう1回みたい思いもある」と語った。
一方で今大会、RIZINへの思いを口にする選手が多かったが「RIZINにいって勝てる選手はそう多くない。1分ルールで戦ったら勝つかもしれないけど、MMAのルール、5分3ラウンドでやって。僕とやって勝てる選手はいないと思うし、有名になってもRIZINでちょっと出て、注目だけ集めてやられるっていうのは避けたい。ちゃんと育ててから出したいのが僕の気持ち。その辺は僕が新団体を作るとか考えていきたい。新団体は来年やりたいと思っている」と社長としての思いを明かした。
赤田を下し、大みそかのRIZIN参戦を訴えたライト級王者の細川一颯については「逆に僕は賢民とかが、細川くんと戦ってほしい。チャンピオンだし、細川君もまだまだMMAを初めて間もないので。まだRIZINに出てやられたりすると、チャンピオンなのにもったいない。JTTで一緒に練習したりして強さは分かってる。打撃レベルも上がってきて、テイクダウンディフェンスも結構強いが、RIZINが出してくる相手ってつぶしにかかってくるんでね。もう少し育てたい思いがある」と語った。




