中谷潤人 スーパーバンタム級へ転向 来年、尚弥戦向け2団体ベルト返上 5つのベルト奪取宣言「何が必要かを自問自答したい」

 ボクシングのWBC、IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(27)=M・T=が18日、相模原市で記者会見し、今月中に両王座を返上してスーパーバンタム級に転向することを正式表明した。ノンタイトル戦を1試合挟んだ後、来春計画されている4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)との決戦に備える見通しで「強いと言われている井上選手がいるのもモチベーション。(井上は)4団体と(米専門誌)リング(認定)王者なので、狙うべきはそこ。何が必要かを自問自答したい。5つのベルトを取りにいく」と決意を込めた。

 世界3階級制覇の中谷はプロ31勝(24KO)無敗で、バンタム級では5戦全てKO勝利と高いパフォーマンスを発揮。今年6月にはIBF王者・西田凌佑(六島)との初の統一戦を制し「それで納得した部分はある」と転級を決めた。

 既にスーパーバンタム級での体づくりを始めている中、14日には名古屋市で行われた井上とムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)の世界戦を現地視察した。井上が難敵に完封勝ちしたが、中谷は「よりワクワクした。引き出しがすごく多彩な井上選手なので、そこを上回っていかないと勝利できない。いくつも(戦い方の)引き出しを持って上質なものにしていきたい。引き続き“ビッグバン”がさく裂するのを見てほしい」と豪語。最強のライバル候補が、満を持してモンスターが君臨するステージに踏み込む。

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