王座陥落の武居由樹、現役続行へ 大橋会長「大丈夫、元気」因縁の那須川天心戦は「(今後も)こだわる」減量苦で転級も視野
ボクシングの大橋ジムの大橋秀行会長(60)が15日、横浜市で取材に応じた。14日に愛知・IGアリーナで行われたWBO世界バンタム級タイトルマッチで、指名挑戦者の同級1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)に4回1分21秒TKOで敗れ、涙のプロ初黒星で王座から陥落した武居由樹(29)=大橋=について「現役続行?もちろん、もちろん。(ケガ等は)全然問題ない」と明言した。
試合から一夜明け、武居と一緒に横浜に帰ってきたという大橋会長。インスタグラムでは笑顔のツーショット写真も投稿したが、「(武居は)大丈夫ですよ。元気でした」と報告した。メディナに1回から強烈な右フックを食らってダウンを喫しただけに、「中盤、終盤にいけるじゃないかと思っていたが、前半に食らって相当効いていたので(難しかった)」と振り返り、「減量がちょっと限界かもしらんね」と、転級も視野に入れることを示唆した。
武居がかねて熱望していた那須川天心(27)=帝拳=との宿命の対決については、「(今後も)こだわりますよ」と大橋会長。両者ともに世界王座を手にした上での頂上決戦はいったん消滅となったが、「(武居は)もう王者じゃないが、そういう戦いが必要。王者じゃなくても、みんなの望んでいるカードというのはやっぱり(実現させたい)。これからそういうのはどんどん増えていくと思いますよ」と語った。





