TKO負けで陥落の武居由樹 「ただ悔しい気持ちと、現実を受け入れられてない」と呆然自失 12戦目で初黒星「メディナ選手が本当に強かった」

 「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(14日、IGアリーナ)

 王者の武居由樹(大橋)が挑戦者の同級1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)に4回1分21秒、TKOで敗れ、3度目の防衛に失敗した。

 試合後、武居は「ただ悔しい気持ちと、現実を受け入れられてない」と話した。「1回のダウンは正直あんまり覚えていない。そこからだんだん回復していったのは覚えている」といい、「最後止められてしまった。自分の中では正直まだできたというところがあるが、止められてしまうような流れにしてしまった自分が悪い。言い訳もないしメディナ選手が本当に強かった。パワーもあったし、対策もされていた。技術の差も感じた。本当に悔しいですね」と話した。

 武居は1回残り20秒でカウンターの右フックを浴びてダウン。何とか立ち上がって逃れたが、2回以降も左右の強いパンチを浴びた。4回はコーナーに追い詰められてアッパー7連発を被弾。崩れ落ちそうになったところでレフェリーが試合を止めた。

 1回の被弾については「右のオーバー(ハンドは)気をつけようと思っていたが、まだどうだったか分かっていない。警戒はしていました」と振り返った。

 武居はリング上で号泣。リングを下りても涙は止まらず、ファンに謝罪しながら花道を引き揚げた。

 元K-1王者の武居は、キックボクシングから転向して21年にプロボクシングデビュー。そこから破竹の連勝で9戦目に世界初挑戦で王座奪取。その後も2度防衛していたが、12戦目で初黒星を喫した。

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