井上尚弥陣営がアフマダリエフの練習視察 父・真吾トレーナー「パワー感じた」も「(能力値の)輪を一つ大きくしたのが尚弥」
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(14日、IGアリーナ)
4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32)=大橋=と14日に愛知・IGアリーナで対戦するWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=が1日、横浜市内で公開練習を行った。シャドー、ミット打ちと軽めながら、筋骨隆々の上半身から迫力満点の強打を連発。「井上に勝って歴史をつくるために来た。この試合に150%懸けている」と、番狂わせへの闘志をにじませた。
アフマダリエフを「キャリア最大の強敵」と警戒する井上陣営も公開練習を視察した。父の井上真吾トレーナーは「シャドーでパワーを感じたし、バランスもすごくいい。アマチュアのベースがしっかりしている。上半身もガッチリしている」と、2016年リオデジャネイロ五輪銅メダリストの実力に改めて気を引き締めた。
相手は総合力の高さに自信を示したが、「パーフェクトな(能力値の)円を描いていると思うが、その輪を一つ大きくしたのが尚弥かな」と“一蹴”。尚弥自身は「今回は判定決着でもいい」と語ったが、真吾トレーナーは「(尚弥と)気持ちは一緒。(準備は)全部パーフェクトにやってきた。(激闘だった5月のカルデナス戦の)ああいうイメージの戦い方はさせない」と力を込めた。





