9・14井上尚弥に挑戦、アフマダリエフが異例の3週間前早期来日「一発のパンチが世界変える」井上陣営の警戒に感謝も不敵予告
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(9月14日、IGアリーナ)
4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32)=大橋=に挑戦する、WBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=が24日、羽田空港着の航空機で来日した。医療用のマスクを着用する厳戒態勢で到着ロビーに登場し、日本のファンからサインや写真撮影を求められ快く対応。試合3週間前という異例の早期来日となったが、「フライトは快適でコンディションもいい。時差調整が第一の目的だが、日本が初めてなので、街や国を見てみたいなと。日本が好きなので、楽しみにして早く来た」と語った。
この一戦に向けては、大橋ジムの大橋秀行会長(60)が「井上尚弥のデビューから13年でキャリア最強の強敵になる」と警戒。井上自身も「自分の中でもキャリア最大の強敵と思うほど、警戒心高めにトレーニングを積めている。今回は判定決着でもいいんじゃないかと思っている」と気を引き締めている。
これを受け、元WBA&IBF世界同級統一王者のアフマダリエフは「(その評価は)ありがたいし、ある意味正しい」とうなずき、「私にとってもキャリアで最も強い相手で、最もハードな対戦になると覚悟している。井上選手の戦歴もそうだし、(ボクサーとして)尊敬している」と呼応。「ただ、私もボクサーとしてしかるべき準備をしてきたし、9月14日は必ず見応えのある試合を見せると約束する。(自分の)一発のパンチが世界を変えてしまうこともあり得るよ」と不敵に予告した。
戦績は、井上が30勝(27KO)、アフマダリエフが14勝(11KO)1敗。




