渡辺桃が初優勝「泣いているんじゃないからな!」AZMとの純血対決制す、スターダム5★STAR GP

 「プロレス・スターダム」(23日、大田区総合体育館)

 夏のシングル最強を決める5★STAR GPの決勝は、“ブラックピーチ”渡辺桃(25)がAZM(22)を破り、9度目の出場で初優勝を果たした。

 大一番専用の白いコスチュームに、赤いマントと王冠が映えた。感激の表情で「渡辺桃を応援するクソどもには待たせたな」と悪態をつき、「日本でもアメリカでもメキシコでもいい。全世界のベルトを持っているやつは覚悟しろ。いいか、今から渡辺桃の時代だよ!」と吠えまくった。

 死闘だった。重いキックで攻めれば、鋭いキックで返される。ともに蹴り技が得意同士の削り合いが続いた。終盤、所属する極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の介入を制して、純粋な一対一の勝負を選択。雪崩式カナディアン・デストロイヤーで窮地に陥るもテキーラサンライズ、ピーチサンライズで反撃。21分11秒、ピーチサンダーで決着を付けた。

 シングルでのビッグタイトルは、2018年からのワンダー王者以来。当時は紫雷イオ(現イヨ・スカイ)の退団後、苦境期だった団体を懸命に支えた。当時、キッズレスラーとしてリングをともにしたのがAZMだった。スターダム育ちの“純血”同士の決勝は珍しく、優勝は2020年の林下詩美(現マリーゴールド)以来となる。

 渡辺桃はバックステージで瞳を潤ませ「泣いているんじゃないからな!」とけん制。そして「私にはやるべきことがたくさんある。でも、今はこの優勝をしっかりかみしめる」と感慨を口にした。そして「クソみたいな王冠かぶせるな。来年からはもっと私に似合うものを用意しろ!」と言い残し、引きあげた。

 惜しくも準優勝に終わったAZMは「渡辺桃と決勝で戦えて、うれしいと思うのが悔しい」と涙。それでも「スターダムを背負うのはAZM。これで終わらない。自分を好きになれるように。私は天才なんで、ここからハイスピードで頂点に立ってやる」と前を向いた。

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