WWEイヨ・スカイが恩人追悼「橋本さんの電話でプロレス人生始まった」紫雷美央&イオ姉妹を発掘、橋本友彦さん死去

 プロレス、総合格闘技で活躍した橋本友彦さんが肝臓がんのため、5日に死去した。47歳。橋本さんは女子プロレスラーの紫雷美央(37)、イオ(35)姉妹を発掘したことでも知られており、現WWEイヨ・スカイとして活躍するイオは日本時間6日、自身のXを更新し「心からの感謝と、ご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 紫雷姉妹は2007年3月に橋本さん主催興行「MAKEHEN」でデビューし、09年の退団後、さまざまな団体に参戦。妹イオはその後スターダムに入団し、トップ選手に輝くと、18年には世界最高峰のWWEへの入団を果たし、現在はイヨ・スカイとしてWWE女子王座などを戴冠してグランドスラムを達成するなどスーパースターとなった。

 イオは「『お前ら来月デビューだから!リングネーム考えておいて!』。2007年。橋本さんのその電話で紫雷イオ、そして姉の美央のプロレスラー人生が始まりました。団体へ入門などでは無い珍しい形でのプロレスラーデビューとなりましたが、そうでなかったら私はプロレスに出会ってすらいない人生だったかもしれません。情に厚い橋本さんの人柄あってのデビューでした」と、リングに導いてくれた恩人への感謝を込めた。

 また、姉の紫雷美央もXで「橋本さんが作ってくれた場所でデビューできました。橋本さんがいなかったら、プロレスという世界さえ知らずに終わってたかもしれません。とても世話焼きな優しく強い先輩でした。ご冥福をお祈りいたします」とつづった。

 橋本さんは柔道出身で、2000年に故木村浩一郎さん率いるJPWAでプロデビューし、2002年にDDTに入団。総合格闘技にも出場し、03年大みそかの「INKOKI BOM-BA-YE 2003」では超大物アリスター・オーフレイムと対戦した。DDT退団後はプロデュース興行「TEAM MAKEHEN」を主宰。アパッチプロレスをへて2017年にA-TEAMを旗揚げした。昨年11月、肝臓がんの患部除去手術を受けたことを公表。その後復帰したが、今年5月に再発が認められ、同6月から治療に専念するため休業していた。

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