比嘉大吾、超異例3戦連続の世界挑戦へ悲壮覚悟「今回は絶対勝つ。(4度目は)ない」史上最長7年3カ月ぶり返り咲き狙う

 「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(30日、横浜BUNTAI)

 同級3位で元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(29)=志成=が、30日に行われる正規王者アントニオ・バルガス(28)=米国=戦に向けて、都内の所属ジムで公開練習を行った。昨年9月に判定負けしたWBO王者・武居由樹(大橋)戦、今年2月にドロー決着となったWBA王者・堤聖也(角海老宝石)戦に続き、超異例の3試合連続での世界挑戦となる。「大変光栄。しっかり練習して(準備は)いい感じで来ている。今回は絶対に勝ちます」とうなずき、「(4度目は)間違いなくないと思っているので(ここで)取らないといけない」と、悲壮な覚悟を示した。

 2月には盟友の堤と私情を捨てた激闘を繰り広げ、9回には両者がダウンを奪い合う壮絶なシーンもあったが、ドロー決着で王座奪取はならなかった。その後、堤が目の負傷のため休養王者となり、暫定から正規王者に昇格したバルガスのベルトを狙う。

 比嘉が世界王座に就けば、WBC世界フライ級王者だった2018年4月以来7年3カ月ぶりとなり、国内では高山勝成の5年11カ月を上回り、史上最長ブランクを経ての返り咲きとなる。ここ2戦は激闘を繰り広げながらも惜しくもベルトに届かなかっただけに「前の2試合も自信はあったが結果は終わってみないとわからないので、気を抜かずにガードを上げたい」と決意を込めた。

 千載一遇のビッグチャンスに向けて、既に約130ラウンドのスパーリングを消化しており、2週間前には1日で計18ラウンドをこなすなど充実した様子。野木丈司トレーナーは「ここ3戦で一番精神状態がいい。集中できている」と太鼓判を押した。

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