ボクシング世界ミニマム級前王者・重岡銀「生命の危険の峠は越えた」 5月世界戦後に開頭手術 

 5月の世界戦後に右硬膜下血腫で開頭手術を受けた国際ボクシング連盟(IBF)世界ミニマム級前王者の重岡銀次朗(25)=ワタナベ=について、日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は8日、東京都内で取材に応じ、JBCの医師の見解を踏まえ「生命の危険の峠は越えたと言っていい」と状況を説明した。

 安河内事務局長は7日に大阪市内の病院に入院中の重岡銀に試合後、初めて面会。意識は回復していないが、呼びかけに対して右手を握り返すことや、光を目で追う反応はあるという。既に集中治療室から一般病棟に移っており、今後の状況によって、地元の熊本県内の病院に転院も検討されている。

 25歳の重岡銀は5月24日の試合で判定負けした後に意識レベルが低下し、救急搬送された。安河内事務局長は「闘いは続いている。何とか回復してほしい」と話した。

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