後藤洋央紀 IWGP王座から陥落 新王者ザック・セイバーJr.はウルフ・アロン入団を歓迎「プロレスへようこそ」
「プロレス・新日本」(29日、愛知県体育館)
IWGP世界ヘビー級選手権試合が行われ、王者の後藤洋央紀(46)は前王者ザック・セイバーJr.(37)に敗れ、防衛は7で途切れた。序盤から激しい攻防を繰り広げたが、ザックは執拗(しつよう)な腕殺しで後藤の腕を破壊し、28分14秒、変型の関節技で捕らえてレフェリーストップ。後藤の長期政権にストップをかけた。
今年2月に後藤に敗れて以来ベルトを奪還したザックは、バックステージで「IWGPのベルトを失った4カ月は人生で一番長かった」と感慨深げ。「真面目に言うと、後藤洋央紀はすごいチャンピオンだった。新たなスタンダードを作った」とたたえつつ、「王者としてG1を優勝しないといけない」と2冠を見据えた。
あらゆる話題に触れつつも、新日本入団を発表した東京五輪柔道金メダリストのウルフ・アロン(29)についても言及した新王者は「ワオーン。ウルフはどこだ?」と吠え、「プロレスへようこそ。君のデビュー(入団)を見て興奮したよ。待っているよ。楽しみだ」とニヤリ。「どのようにトレーニングを進めていくか見てあげよう。君は金メダリストかもしれないが、これは“プロレス”で、俺は最高のプロレスラーなんだ」と手荒に歓迎した。





