巡業バスと接触事故で「予断許さない状況」全日本プロレス長尾一大心へ仲間&ファンが涙のエール「今必死に頑張っている」鈴木秀樹が面会を報告
「プロレス・全日本」(24日、新木場1stリング)
メインイベントのバトルロイヤル終了後、鈴木秀樹(45)がマイクを持ち、巡業バスとの接触事故に遭い腹部圧迫による外傷性ショックで治療が続いている長尾一大心(ながお・たいしん、21)に向けて、ファンと共に涙のエールを送った。
笑いも絶えない熱い戦いを繰り広げた後、鈴木は「こうして明るく楽しく激しい試合をしていますが、少しだけ足りない気がします。ちょっと前、長尾一大心が交通事故に遭って、復帰するために今必死に頑張っています。僕はご両親の許可をいただいて、(鈴木はフリーから今年1月に入団しため)長尾先輩に会ってきました。長尾先輩は戦っていました。とにかく頑張っています」と、病院で面会したことを報告した。
会場のファンに長尾の回復を祈るコールを呼びかけると、リング上の仲間と観客は立ち上がって「たいしん!たいしん!」と声を合わせた。ファンも涙ぐみながら大きなコールを響かせ、一様に回復を祈った。最後は青柳優馬(29)が「この声援は必ず一大心のもとに届けるので、皆さんどうか帰りを待っていてください」と呼びかけた。
長尾は23年12月に入門し、昨年10月にデビュー。出場予定だった6月1日の仙台大会を欠場したが、全日本は今月21日、長尾が5月31日に団体の巡業バスと接触する交通事故に遭い、集中治療室(ICU)での治療が続いていることを公表。「腹部が圧迫されたことによる外傷性ショックにより、現在救急集中治療室で予断を許さない状況の中治療を続けております」と発表していた。

