敗れた重岡銀次朗が救急搬送 判定負け後に意識消失 リング上から担架で運ばれるハプニングに場内騒然

 「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(24日、インテックス大阪)

 IBFミニマム級前王者の挑戦者・重岡銀次朗(ワタナベ)は、王者のペドロ・タドゥラン(フィリピン)に1-2の判定で敗れ、王座返り咲きはならなかった。

 試合後、重岡銀は意識がもうろうとし、救急車で病院へ搬送された。

 重岡銀は判定を聞いた瞬間、リング上でうなだれ両手で頭をかかえた。その後、コーナーのいすに座ると、全身の力が抜けたかのように立ち上がれなかった。陣営が大声で声をかけたが意識を失ったかのように応答せず、担架に乗せられてリングを降りた。

 重岡銀は4回に手数を増やしてきた王者に対して、距離を取って対応。その後はタイミングよく左のカウンターをヒットさせるなどしたが、それでも前進をやめない王者にガードの上から連打される場面もあった。

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