復活のハヤブサがマンモス佐々木をHサンダー葬!相棒の新崎人生「江崎くんと組んでいるような気持ち」
「プロレス・ゼロワン」(7日、富士通スタジアム川崎)
復活した2代目ハヤブサが“川崎球場”で伝説をよみがえらせた。初代ハヤブサの故江崎英治さんが全日本のアジアタッグ戴冠時の相棒、新崎人生との名コンビが復活。田中、マンモス佐々木組を相手に13分33秒、ハヤブサがHサンダーからの片エビ固めで佐々木から3カウントを奪った。
2001年10月22日、頸椎を損傷した江崎さんにとって最後の相手だったマンモス佐々木にかつてのフィニッシュ技、Dフェニックスを決めた。ラ・ブファドーラ、ファイアーバード・スプラッシュ、フェニックス・スプラッシュと代名詞的な技を次々に決めた。
川崎球場の跡地である会場。1995年5月5日のFMW川崎球場大会では、大仁田厚の引退試合(通算2回目)の相手を務めた思い入れの地でもあった。
勝ち名乗りを受けた新崎人生は、リング上で万感の表情を浮かべた。「25年前にハヤブサが怪我をして、私はハヤブサがいつでも帰ってこれるよう元気な姿で待っていました。でも残念なことに江崎英治は亡くなりました。もうハヤブサと組むのは諦めていましたが、令和の時代に新しいハヤブサが誕生して、リングの上で組めることを本当に嬉しく思います」とマイクを握った。
マンモス佐々木は「おい、ハヤブサ。俺は、ハヤブサが帰ってくるのを何年も何年も待ってたんや。お前、こんなもんじゃないよな。安心しろ。江崎英治もドジなところがあったからな」と、2代目ハヤブサに呼びかけた。
二人のマイクを受け、ハヤブサは「お楽しみは、これからだ」と絶叫し、仁王立ちした。多くの歓声と拍手に包まれた。
バックステージでは、無言のハヤブサに代わり新崎人生が「私にとって、タッグパートナーとしては無二の存在。心の底からうれしい。江崎も喜んでいると思う」と感激を口にした。試合中を「江崎くんではないですけど、江崎くんと組んでいるような気持ちで戦いました」と瞳を潤ませた。




