大橋会長 井上尚弥のダメージは「もうない」米ラスベガスから帰国「改めて打たれ強さはすごいと思った」

 米ラスベガスから帰国した大橋会長
 井上尚弥のダウンシーンを身振りをつけて振り返る大橋秀行会長
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 ボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥が所属する大橋ジムの大橋秀行会長(60)が6日、米・ラスベガスから羽田空港に帰国し、取材に応じた。「総括としては、2ラウンドでダウン取られた印象があると思うが、その後は全部フルマークで、試合は面白かったと思うけど、僕的には良いできじゃなかった。ただ、改めて打たれ強さはすごいなと思った」と激闘を振り返り、尚弥の状態については「もう顔も腫れてない。(ダメージは)もうない」と話した。

 4日に行われた4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦で挑戦者のWBA1位ラモン・カルデナス(29)=米国=を8回45秒TKOで下し、防衛に成功した。しかし、2回にはまさかのダウン。尚弥が前に出たところに鋭い左カウンターを合わされ、尻もちをついた。

 その時の状況を大橋会長は「びっくりしました。(自分の視界は尚弥の)背中。何が分からなかったけど、歓声がすごかった」と振り返る。ただその後はすぐに回復。「(陣営は)『判定勝ちで良い』とみんな言っていたけど、本人は倒しにかかっていた」とし、3回には「ガンガンいっていたので」と尚弥の勝ちを確信した。

 勝利後、尚弥はリング上で、今後の試合計画について「次は9月にアフマダリエフと戦います」と明言。4カ月後、WBA世界暫定同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=を日本で迎え撃つことが濃厚となっていた。大橋会長は、問題なくその試合を迎えるとし、自身のスマートフォンで元気な姿の尚弥の写真を報道陣に見せた。

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