井上尚弥 次戦「9月にアフマダリエフ」明言 12月サウジでボール戦 大橋会長「来年5月」中谷戦構想

 「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(4日、ラスベガス)

 聖地ラスベガスで、モンスター伝説にまた新たな1ページが加わった。4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32)=大橋=が、挑戦者のWBA1位ラモン・カルデナス(29)=米国=を8回45秒TKOで下し、防衛に成功。2回にはまさかのダウンを喫したが、逆転でプロ30勝目(27KO)を飾った。伝説の世界ヘビー級王者、ジョー・ルイス(米国)と22で並んでいた世界戦でのKO勝ちは歴代最多記録を樹立。4団体王座同時防衛は4度目で“カネロ”サウル・アルバレス(メキシコ)と並ぶ最多記録となった。

 今後の試合計画について、尚弥はリング上で「次は9月にアフマダリエフと戦います」と明言した。激闘から4カ月後、WBA世界暫定同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=を日本で迎え撃つことが濃厚となった。

 今年1月、1カ月延期と対戦相手変更を経て、金芸俊(韓国)を破った尚弥は、この試合を含め年4試合を行うプランを明かしている。5月のラスベガス再上陸を上々の内容でクリアし、9月は暫定王者と戦った後、12月にはサウジアラビアでの一戦を予定。スーパーバンタム級のタイトルは保持したまま、1階級上のWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(28)=英国=に挑戦する異例の構想を練っている。

 さらに、来年の春には東京ドームで現WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)=M・T=と、スーパーバンタム級で日本人王者同士による夢の頂上決戦を計画している。この日、大橋ジムの大橋秀行会長(60)は「来年5月くらいですかね」と、初めて具体的な時期に言及した。

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