朝倉未来が復活TKO勝ち「帰ってきました。強くなって」前王者鈴木を撃破し2年ぶり白星 悪夢の3連敗で失意の現役引退から9カ月劇的再起「朝倉未来は最強じゃなきゃいけない」

 「RIZIN男祭り」(4日、東京ドーム)

 9カ月ぶりの復帰戦に挑んだ朝倉未来(32)は、前フェザー級王者の鈴木千裕(25)に3回TKOで勝利し、2年ぶりの勝利で復活を飾った。

 1回はゴングから朝倉が豪快に左拳を振り回していくと、タックルから組み付いて上になった。パンチをたたき込んでいったが、鈴木は蹴りで応戦。それでも朝倉がしっかりとコントロールし、終盤は膝をたたき込んでいった。

 2回は鈴木が打撃で猛攻。朝倉はなんとかタックルで再びグラウンド戦に持ち込むと、再び上になり、主導権を握り返した。コーナーに鈴木の頭を押し付けて、徹底して立たせず。鈴木を封じ込んだ。

 3回もゴングから鈴木の猛攻に出ると、朝倉も応戦。被弾しながらもタックルで再びグラウンド戦に。流血が激しい鈴木が関節をしかけたが、朝倉がなんとか主導権を握り返した。朝倉の顔は返り血で真っ赤に。その後、鈴木の流血によりドクターストップでTKOとなった。

 勝利の瞬間、コーナーに駆け上がって歓喜の雄たけびをあげた朝倉。勝利者インタビューでは「帰ってきました。強くなって帰ってきました。東京ドームのこの景色で復活できてうれしいです。またすぐ戻ってきます。朝倉未来は最強じゃなきゃいけないので」と、力強く語った。

 朝倉は23年7月のケラモフとの王座戦で一本負けすると、同年11月のYA-MANとのキックボクシング戦で1回KO負け。そして昨年7月に平本蓮に1回KO負けを喫し、一度は現役引退を表明した。平本との再戦を求めて現役復帰。当初予定されていた再戦は平本の怪我により白紙となったが、急転直下で前王者戦が組まれた。代替候補に挙がっていた鈴木は3月30日の試合でダウトベックに激闘の末に判定負けし、参戦は難しいと思われたが、出陣に至った。

 本大会はABEMA PPVにて視聴できる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス