井上尚弥「判定決着は望んでいない」 防衛戦へロスで練習公開「一発には気をつけたい。そこだけ」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者、井上尚弥(大橋)が23日、ロサンゼルス市内のジムで5月4日(日本時間5日・ラスベガス)の防衛戦に向けた練習を公開した。挑戦者のWBA同級1位、ラモン・カルデナス(米国)戦について「判定決着は望んでいない。盛り上がる試合をしたい」と引き締まった表情で話した。
23日の朝に米国に到着し、空港からジムに直行。同じく練習を公開したカルデナスと顔を合わせた。印象について「ボクシング自体はすごくまとまった選手なので、自分としてはやりやすいかな。一発には気をつけたい。そこだけ」と話し、王者の余裕を漂わせた。70人を超える日米のメディアに囲まれる中、シャドーボクシングやミット打ちを披露した。
米国での試合はこれが4戦目。重量級が人気の本場で軽量級の日本選手がメインイベントを務めるのは異例で「重量級の選手に負けないような迫力ある試合を」と意気込んだ。公開練習終了後は再び空港へ向かい、主催のトップランク社が用意したプライベートジェットでラスベガスへ。ホテルにチェックイン後、ジムで体を動かした。





