2025.04.25

井上尚弥「いつも通りの試合を」大一番前も冷静　５・４カルデナス戦

　ボクシングの世界スーパーバンタム級４団体統一王者、井上尚弥（大橋）が２３日、ロサンゼルス市内のジムで５月４日（日本時間５日・ラスベガス）の防衛戦に向けた練習を公開した。挑戦者のＷＢＡ同級１位、ラモン・カルデナス（米国）戦について「判定決着は望んでいない。盛り上がる試合をしたい」と引き締まった表情で話した。以下、井上尚弥と一問一答。

　－今の調子は。

　「（米国に）着いてみて、意外と疲れも抜けて気分的にも良くここまで来られている」

　－対戦相手のカルデナスと初めて会った。

　「印象はすごい調子が良さそう。試合を楽しみにしているんだな、という印象を受けた」

　－どんな勝ち方をしたいか。

　「ラスベガスでやるから、『こういう試合をしなきゃいけない』というのは思っている。日本での（試合と同じ）内容、パフォーマンスというものを求められていると思うので、いつも通りの試合をしたい」

　－時差の影響は。

　「今は到着したばかりなので別に何も感じないが、ここから時差がどう影響してくるか。米国での試合が今回で４度目。その都度（感覚が）違ったので、（臨機応変に）対応していきたい」

　－米国での試合の思い出は。

　「過去２度はコロナ禍だったので、結構つらかった。どこにも行けなかった。今回は、リラックスしながら、外に出たりとかしてみたい」