相思相愛!中谷潤人VS西田凌佑の統一戦が6・8決定 西田「返上してでも挑戦したかった」来春井上尚弥戦予定も「踏み台にはならない」
ボクシングの世界戦興行「PrimeVideoBoxing13」(6月8日、東京・有明コロシアム)の開催が18日、発表された。WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)=M・T=と、IBF王者の西田凌佑(28)=六島=との王座統一戦が正式決定した。3階級制覇の中谷は悲願だった自身初の統一戦に臨み、日本人王者同士では4例目の統一戦となる。2月の中谷の防衛戦後リング上で西田と並び立つなど、相思相愛の王者同士の決戦がついに実現する。
都内で会見が行われ、中谷は「統一戦はフライ級時代からずっと口にしてきたので、今回ようやく統一戦をさせていただくことに感謝し、全力で挑んでいきたい」と改めて決意を表明した。
西田も「この試合が決まったのは最近だが、それまでは(IBFの)指名試合とか、中谷選手との統一戦ができるかわからなかったが、タイトルを返上してでも中谷選手と挑戦したいと思っていた。(結果的に)ベルトを懸けて中谷選手に挑戦できることがとてもうれしい」と声を弾ませた。それを聞いた中谷も「すごく熱い気持ちを感じた。僕自身も今までやってきたことを6月8日にぶつけていきたい」と闘志を燃やした。
また、中谷は来春、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)との夢の頂上決戦も計画されており、正念場の大一番となる。西田はそれを受けて「思ったことは特にないが、『踏み台にはならないぞ』という気持ちはあります。簡単にはというか、負けるつもりはないので、勝ちにいきたい」と発奮していた。