内藤哲也 新日本最終マッチへ感傷なし「涙が出てしまう…ことはない」 退団発表後初のリング、満員観衆「内藤」コール

 「プロレス・新日本」(19日、後楽園ホール)

 5月4日の福岡大会を最後に新日本を退団する内藤哲也(42)が退団発表後、初めてリングに上がった。同じく退団するBUSHIとともにシリーズ開幕戦に臨み、メインで勝ち残り方式の10人タッグマッチでロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとして出場。最後は内藤がタイチを撃破し、勝利を決めた。

 電撃退団が発表されたとあって会場は超満員札止めとなり、大きな「内藤」コールが発生。勝利後はリング上でマイクを握り「俺とBUSHIは5月4日を最後に新日本を去るが、また新日本で試合するときが来るのか、来ないのか」と退団発表後、初の肉声をファンに聞かせると、「答えはもちろん…トランキーロ!焦るなよ」といつもの調子でけむに巻き、今年初の「デ・ハポン」の大合唱で締めくくった。

 バックステージでは「新日本のレスラーとして後楽園ホールに立つのは最後でしょう。でも特別(感傷的で)涙が出てしまう…ことはない。このシリーズ、どの会場でも、俺の一挙手一投足を目を見開いてとくとご覧ください」と力を込めた。

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