室伏広治長官、井上尚弥の中谷潤人戦呼びかけに感心「ああ、これが王者の目なんだ」同じ壇上で目撃、夢の一戦に期待「国内最大級のイベントに」
スポーツ庁の室伏広治長官(50)が8日、都内で会見を行った。3月31日に開催されたボクシングの年間表彰式で、4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=が壇上でのスピーチ中に、同席していたWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)=M.T=に対し「1年後の東京ドームで日本ボクシングを盛り上げよう」と来春の対戦をサプライズで呼びかける一幕があったが、プレゼンターとして同じ壇上で目撃していた室伏長官は「壇上で宣言をされた井上尚弥チャンピオンの目を見ていたが、ああ(これが)チャンピオンの目なんだなと。そこには静かな闘争心が(感じられて)、一点を見つめるような(力強さがあった)」と振り返った。
ともにパウンド・フォー・パウンド(階級を超えた最強ランキング)にも入っている無敗の日本人王者同士の夢の頂上決戦とあって、来春実現すれば世界中のボクシングファンから大きな注目を集めることは必至。室伏長官は「ご自身が開拓されているボクシング道をさらに突き進んでいただきたい」と周囲を巻き込んでいくモンスターの行動力に改めて感心するとともに、日本スポーツ界にとっても世紀のビッグイベントとなりうるだけに「日本国内で最大級のイベントになる可能性がある大会。私も大変期待している」と述べた。





