後藤洋央紀がIWGP初防衛 棚橋弘至を撃破で本音?「あなたがいなければ…もっと早くベルト巻けた」次は56歳永田裕志を指名
「プロレス・新日本」(6日、大田区総合体育館)
旗揚げ記念日大会のメインでIWGP世界ヘビー級選手権が行われた。45歳の王者・後藤洋央紀は、来年1月4日での引退を表明している棚橋弘至(48)の挑戦を受け、20分16秒、GTRからの片エビ固めで撃破。2月11日の大阪大会で、団体最高峰タイトルに自身9度目の挑戦で悲願の初戴冠を果たした後藤は、自ら指名した棚橋を返り討ちにし初防衛に成功した。
激闘を終えて両者大の字となった後は握手し、がっちり抱擁。ベルトを守った後藤はマイクを持つと「棚橋さん、あなたがいなければ…」と感動的なスピーチを始めるかと思いきや、「もっと早くベルトを巻けたかもしれない」と一笑いを誘いつつ、「あなたがいなければ今の俺はありません。安心してください。俺が新日本を引っ張ります」と感謝を込めた。
大きな背中を乗り越え、次なる挑戦者として永田裕志(56)を指名した。リングに上がった不屈の大ベテランも「後藤、素晴らしい試合だったよ。だからこそ挑戦しがいがある。やるぞ」と快諾。45歳のフレッシュな王者は「後藤革命は始まったばかり。53年目も新日本について来い」と、団体の顔として自覚をにじませた。



