ノア 清宮海斗と拳王が大舌戦 拳王「自分のことしか考えてない」清宮「もう俺に関わるな」

 「プロレス・ノア」(31日、後楽園ホール)

 GHCヘビー級選手権で対戦する第44代王者のイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(32)と、元王者で挑戦者のジェイク・リー(35)が28日、東京・渋谷で行われた調印式と記者会見に出席した。

 3・17横浜武道館大会の試合後、ワグナーをハイキックでKOしたジェイクは「王者である以上、常に戦いを控えていることを念頭に置くべきだ。これは遊びでもおちゃらけでもない、戦いなんだ」とワグナーの王者としての意識を批判。「私には自信もあるし、このベルトを巻いたプライドもある。そのプライドを取り戻し、カジを取り直すためにワグナーに挑戦を表明した。自信?なければ戦うことはまずないでしょう」と王座奪還を宣言した。

 初防衛戦となるワグナーは、横浜でのジェイクを「汚い行為だ。プロらしくない」と非難し、「正々堂々、クリーンな戦いをしたい」と希望。「(自分が保持していた)GHCナショナル王座の防衛記録(最多タイの6度)を破るくらい防衛を重ねて、世界にこのベルトを持っていきたい」と、長期政権を視野に入れていた。

 米UFC、RIZINという総合格闘技のメジャーリーグで約10年にわたって活躍し、1月2日のプロレスデビューから3カ月弱でノアの象徴・丸藤正道(44)とシングルマッチを行う佐々木憂流迦(34)は「楽しみを抑えきれないほどワクワクしています。僕の心躍る全てをぶつけて、一つ一つをかみしめて堪能したい。プロレスに来てから吸収した全てを駆使して戦おうと思っています」と述べた。

 ノアを運営するサイバーファイトの副社長でもある丸藤も「天性のものを持っていながらも、日々プロレスに対する愛情を持ってしっかり努力している部分を見させてもらっている」と評価し、「毎日の練習でどんどんプロレスラーとしてのピースをはめていると思う。もっともっとプロレスの世界に引きずり込みたい。それがノアにとってもプラスになると思う」と意気込んだ。

 紳士的だった2試合の記者会見に比べて、タッグマッチで対戦する清宮海斗(27)、大岩陵平(25)組と拳王(39)、大和田侑(23)組のそれは不穏な空気に包まれた。2組はVCタッグリーグの2・28新宿FACE大会で時間切れ引き分け。リーグ戦は清宮組が優勝している。

 最年少の大和田が「清宮さんより拳王さんのほうが好き。デビュー前に拳王さんはオーダーメードのスーツを贈ってくれたが、清宮さんは何もくれなかった」と口火を切れば、拳王は「清宮、おまえはノアより自分のことしか考えていない。思いやりがない。3・31後楽園ホールでは俺が…いや、大和田がテメエを倒してやる」と続いた。

 罵倒された清宮だが「俺たちが勝ったらもう俺に関わるな。めんどくせえんだよ」と一蹴。大岩も同世代の大和田を「おまえ、好き嫌いでプロレスしてんのか?ナメてんのか?プロレスをナメんな!」と一喝していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス