団体対抗戦はK-1がRISEに3勝2敗で勝ち越す 大将戦は後味悪い結末に

 「格闘技・RISE」(17日、東京体育館)

 年間最大イベント「ELDORADO 2024」が開催され、RISEとK-1の5対5対抗戦は、K-1が3勝2敗で勝ち越した。

 先鋒(せんぽう)戦はK-1の齋藤紘也(23)が互いにダウンを2度ずつ奪う激しい打ち合いの末、右ストレートでRISEの田中佑樹(20)に2回KO勝ち。次鋒戦はRISEの陽勇(21)がK-1の龍華(21)に判定勝ちした。

 1勝1敗で迎えた中堅戦は、RISEの花岡竜(20)がスピードとテクニックで主導権を握り、最終3回にはジャブを効かせるなどK-1の池田幸司(26)を翻弄(ほんろう)。右のパンチでダウンも奪って判定で完勝した。

 副将戦は、K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者の金子晃大(27)と前RISEバンタム級王者の鈴木真彦(27)が、2022年6月のTHE MATCH以来の再戦に臨んだ。金子は1回に右ショートフック3連発でダウンを奪い、最終3回にも右でダウンを追加して大差の判定勝ち。THE MATCHでは2-0の判定で競り負けた借りを返し、対抗戦の星を2勝2敗の五分に戻した。

 現役王者同士の頂上対決となった大将戦は、RISEライト級王者の中村寛(27)がローキックを効果的に決めていけば、K-1 WORLD GP同級王者の与座優貴(26)はプレスをかけて、多彩な蹴りを繰り出していく。

 最終3回、脚への左バックスピンキックで中村がダウンし、いったん与座のKO勝ちが宣せられたが、当たった場所が急所に極めて近く、審判団が協議。内股に当たったとして、改めて与座のKO勝ちが宣告された。

 与座は「後味悪い試合になっちゃってすみません」と観客に陳謝。「審議してもらってここまでの判定でもいいし、もう一回やってもいいんで」と度量の広さを見せた。

 両団体の対抗戦は、K-1の20日・国立代々木競技場第一体育館大会でも5試合が行われる。

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