ボクシング3戦目の那須川天心が“KOする詐欺”撲滅宣言! 「今回はそのパーツがそろっている」

 公開練習でサンドバッグにパンチを打ち込む那須川天心(撮影・伊藤笙子)
 試合直前のため正月を堪能できなかったと笑う那須川天心(撮影・伊藤笙子)
 公開練習を終え、粟生隆寛トレーナー(右)と動きの確認をする那須川天心(撮影・伊藤笙子)
3枚

 ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級6位・那須川天心(帝拳)が10日、1月23日にエディオンアリーナ大阪で行われるルイス・ロブレス・パチェコ(メキシコ)戦に向けて公開練習を行った。

 プロ3戦目まで2週間を切った。シャドーボクシングでは軽快なフットワークを見せ、スパーリングでは元WBCユース・バンタム級王者のカルロス・ノルベルト・ロペスとヘスス・ラミレス・ルビオ(ともにメキシコ)を相手に各2ラウンド、持ち味のアウトボクシングに加えて、積極的に前に出る場面も見られた。

 ここまでの仕上がり具合については順調な様子。那須川は「ボクシングを始めて3戦目。すごく環境にも慣れてきたし、自分のスタイルが1戦目、2戦目に比べて型がハマってきたというか、形に近づいていけるような調整やコンディションなんで、自分自身に期待してます」と調整過程にも慣れを見せ、自信をみなぎらせた。

 ボクシング転向2戦目のルイス・グスマン戦では左手に全治約4週間の「左手手根不安定症」を負ったが、それも完治。「その間も休むことなくやるべきことをやって無駄な時間ではなく有意義な時間を過ごせた」と話した。

 KO宣言を発したグスマン戦は2度のダウンを奪ったものの、判定勝ちで初KOはお預け。今回はここまでKO宣言を口にしていないと報道陣に問われると、「いや、言ってますよ。KOする詐欺をやめたいって」とユーモアを交えた遠回しな表現でKO宣言。「(ボクサーは)みんな(KO)したいんですけど、やり方が分かってない。それをかみ合わせるための練習をやってる。前回にはなかった距離の詰め方だったり、まとめ方だったりを、期間を経て集めているという感じなので。だからそのパーツは今回そろってるんじゃないかと」と手応えを語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス