国内最年長ボクサー45歳 野中悠樹が現役続行 9・17再起戦 ミツキジムへの移籍も発表「乾坤一擲の覚悟」

 国内現役最年長プロボクサーで日本スーパーミドル級1位の野中悠樹(45)が24日、現役続行を発表した。9月17日、堺市産業振興センターでWBOアジアパシフィック・ライトヘビー級14位のトエドサク・シナム(27)=タイ=とスーパーミドル級8回戦で再起戦を行う。9日付で渥美ジムからミツキジム(大阪府堺市)に移籍したことも発表された。戦績は野中が50戦35勝(10KO)12敗3分、シナムが32戦21勝(17KO)11敗。

 野中はミツキジムを通じ、「このたびミツキジムへの移籍が決まり、迅速にマッチメークを進めていただいた中村喜吉治会長やスタッフのみなさま、そして温かく送り出していただいた渥美ジムのオーナーに心より感謝しております。私のキャリアの中で引退を検討する時期でしたが、私の可能性を信じてくださり、そのご期待にお応えするために乾坤一擲(けんこんいってき)の覚悟で頑張ってまいります」とコメント。

 プロ23年の野中は6月10日、日本スーパーミドル級王座決定戦を元東洋太平洋ミドル級王者の帝尊康輝(たいそん・こうき)=一力=と行い、判定0-3で敗れ、国内最年長タイトル奪取を逃した。敗戦後は「年齢的なこともあるので。先のことは明言できませんが…。まだちょっと、整理はできない」と話し、去就を熟慮してきたが、新天地で再出発を決断した。

 プロボクサーの定年は以前は37歳だったが、今年7月、JBC(日本ボクシングコミッション)は年齢制限の撤廃を決めた。

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