オカダ・カズチカ 清宮海斗に完勝 時間無制限因縁マッチ17分弱で決着 「経験が違う」
「KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~」(21日、東京ドーム)
セミで、新日本のIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカが、ノアのGHCヘビー級王者・清宮海斗と対戦し、16分32秒レインメーカーからの片エビ固めで決着をつけた。
因縁マッチで、オカダが貫禄を見せつけた。エルボーや膝蹴りで全力で立ち向かってくる相手に対し、打点の高いドロップキック1発でペースを掌握。最後は旋回式のエメラルドフロウジョン、延髄斬り、そしてレインメーカーを完璧に決めて3カウントを奪い、勝ち名乗りを聞くこともなくさっそうとリングを後にした。
インタビュー場では「気合は認めるが、経験が違いますよ、こっちは。東京ドームで何回もタイトルマッチをやってるし、いろんな人とやってきた」とプライドを誇示。「僕の所までたどり着いたことは評価するが、今回はGHC王者の清宮選手じゃなかったかな。硬さも緊張もあって。まあかわいいですよ。新日本にはかみついてくる若いやつはいないので」と子供扱いした。
1月の対抗戦で、清宮がオカダの顔面を蹴り飛ばしたことから因縁が発展。対戦カード発表後、オカダは対戦を拒否していたが、ノア大阪大会に乱入・襲撃し、手荒に受託した。清宮の要望で30分一本勝負から時間無制限に変更されたものの、17分弱で完勝。格の違いを見せつけた。
清宮との再戦の可能性については「ないです。決着がついたし、ノアさんはおなかいっぱい。僕がやるのは新日本プロレスを盛り上げることなので」とキッパリ。「疲れたので早く帰りたい。武藤選手の引退試合を見て帰りますよ」と終始、余裕を漂わせて引き上げた。


