キックボクシングの“神童”こと那須川天心（２４）＝帝拳＝が９日、プロテストを受験し一発合格した。今後は４月上旬にもプロデビューが予定されている。那須川との一問一答は次のとおり。

　－合格を伝えられたときは

　「合格するというのはうれしい。緊張感もあった。人も多いし、カメラも多いので変なことはできなかった」

　－キックからボクシング界に転向した理由は

　「やっぱり自分の人生は挑戦したいなというのが自分の中にあります。それをみんなに見てもらって、若い子たちも何かに挑戦してくれたらいいという思いを込めて」

　－ボクシングでの最終目標は

　「道なき道を挑みたいという感覚。でも、一つの目標ではないけど、ベルトを取って（強さを）証明したいというのはありますね。まずはそこを目指そうかなと思います」

　－ボクシングファンへ今後の意気込みを

　「ボクシングファンの皆さん、初めまして、那須川天心です。僕のことを応援してくれる人だったり、そんな甘くねえぞとか、いろんな目で見られると思うんですけど、僕はボクシングを舐めてるわけでもないですし、尊敬をもって挑もうと思っている。新しく応援してくれてる人も注目して見てもらえたら」

　－練習してきたことは出せた

　「マックスできたかと言うと、そうでもないですけど、キックと違う動きだったりを、体で表現できたんじゃないかと思います」

　－新しいステージでまた東京ドームの「ＴＨＥ　ＭＡＴＣＨ」のような試合をしたい

　「熱狂を生みたい。６月のザ・マッチじゃないですけど、そういう熱狂を生んで、さらに火を付けたい」