帝拳ジム・本田会長 那須川の素質、ボクシング脳を絶賛「10倍ぐらい学習する能力がある。宝物を授かった」

 スパーリングの相手にパンチを見舞う那須川天心(左)=撮影・棚橋慶太
 会見で笑顔を見せる那須川天心(撮影・棚橋慶太)
 プロテストを終えリング下で笑顔の那須川天心(撮影・棚橋慶太)
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 キックボクシングの“神童”こと那須川天心(24)=帝拳=が9日、プロテストを受験し一発合格。視察した所属ジムの本田会長が素質の高さとボクシング脳を絶賛した。

 全日程終了後、本田会長は感嘆。「空手からキックをやって、今回はボクシングだけど、バランスからして何から何まで全部違う」とほかのボクシング初心者とは一線を画していると大きく評価した。

 この日、那須川は3回のスパーリングで1回ごとに相手の南出の動きを見て対応の仕方を変えてきたという。那須川は「ボクシングとキックの違うところは、ボクシングは3ラウンド全力じゃない。違った動きをしないと通用しないですし、そういう引き出しを見せたりとかしないといけない。キックは自分の動きをする意識だったんですけど(ボクシングは)相手に合わせることも必要。キックはキックで素晴らしいですが、キックとは違う奥深さもある」と振り返っていた。

 そういう姿勢を練習で見てきたという本田会長は那須川について「こっちが考えていた以上に、考えられないくらいの学習能力がある。3倍どころじゃなく、10倍ぐらい学習する能力がある」と舌を巻いた。

 今後のプランについては4月上旬にもプロデビュー戦が予定されているという。「すごい宝物を授かった。なんとかしないと」と有望な将来を見据えた。

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