井上尚弥 弟・拓真とスパーリング打ち上げ 大橋会長「火の出るような打ち合い」

 「ボクシング・バンタム級4団体王座統一戦」(12月13日、有明アリーナ)

 井上尚弥がポール・バトラーとの世界4団体統一戦へ向けたスパーリングを28日に打ち上げた。ジムの大橋会長が29日に明かした。弟の元WBC同級暫定王者・拓真(26)と6ラウンド拳を交えたという。

 「火の出るような打ち合いだった。一番練習になったんじゃないか。これからはマスボクシングで仕上げていく」と、大橋会長。かつて父の真吾トレーナーが『お互いに意地になりすぎる』として禁じていた兄弟実戦を敢行して最後の仕上げを行った形だ。

 「状態は順調そのもの。ただ、(サッカーW杯の)コスタリカ戦のようなこともあるからね」と、会長。一瞬のスキを突かれて敗れた試合を見て、気を引き締め直していた。

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