“戦う料理人”こめお、ビジネスセミナー初出演!ブレイキングダウンより「緊張した」
1分1ラウンドで争う格闘技イベント「BreakingDown」(ブレイキングダウン)の人気ファイターである“戦う料理人”こめおが19日、オンライン上で開催された「働き方オンラインEXPO」で、ビジネスセミナー初出演を果たした。
こめおは強盗・監禁の容疑で逮捕され、無実を訴えるも3年10カ月の有罪判決を受けて服役。その間にレシピ本100冊を暗記、刑務所内で食べた白米のおいしさに感動して出所後にお米ソムリエの資格を取得。現在は料理人であり、地方農家と連携しての米作りにも励んでいる。格闘家だけでなく、アウトロー、ユーチューバー、実業家など様々な分野のケンカ自慢が激しいアピール合戦を繰り広げるブレイキングダウンで、荒々しく好戦的な言動と戦いで一躍人気者となった。
この日は、危険な香り漂うブレイキングダウンとは真逆と言える健全な舞台に招かれ、「試合より緊張します」と照れ笑いしたこめお。しかし、語り口はブレイキングダウンで見せる激しい口調とは違う穏やかなもので、地方のおいしい食材を社会へ発信していくことや刑務所出身者を積極的に雇用していく考え、官僚とミーティングを持ったことなどを明かして、司会の田中大貴アナウンサー、共演者の加藤里帆パソナグループCPU本部担当部長、林歳彦林コーポレーションCEOを感心させていた。
視聴者からの質問でブレイキングダウンに出場した理由を問われると、「刑務所から出てきて料理人をやりたいなと思って始めたんですけど、まだまだこんなもんじゃないという、くすぶっている自分がいやだった」と返答。その結果、「時間軸も出会う人もすべて変わった」といい、「ここにいることなんて正直あり得ない。無理だと思っていた。人生あきらめかけていた部分もあるので」と驚いていた。
セミナー後は本紙の取材に対応。「思っている通りに話せたと思う。今回を機に働き方を考えて、自分なりに考えたことを話せました」と、初めての舞台を満足げに振り返った。穏やかな口調だったことについては、「こういった場で誰とケンカするんだと」と苦笑いし、「ブレイキングダウンは戦い。戦いの場所だと僕も真剣になる。格闘技だと本当に殺してやろうというぐらいの勢いになる。例えば料理対決になってもそれは変わらないで、絶対相手よりおいしいものを作ってやろうと思う。フィールドが違ったら違う」と説明した。
ブレイキングダウンでは、3度目の出場だった10月の大会でジ・アウトサイダー出身で俳優の黒石高大に、延長戦にもつれ込む大接戦の末にあごに右ハイキックを浴びてダウンし、悔しい初黒星を喫した。だが、「負けがあるから強くなれると思う。勝ち続けると怠慢が生まれる。僕は2連勝していたときに怠慢があった。いい経験になりました」と前向きに受け止めている。
現在はさらなる成長を期してトレーニングに打ち込み、この日もセミナー出演前に東京・赤坂の日枝神社にある132段の階段を10回駆け上がってきたという。さらに、毎日飲んでいた酒も黒石に敗れてからは断っていると明かし、「勝つために」と言葉に力を込めた。
