「プロレス・スターダム」（２７日、後楽園ホール）

　“デスマッチアマゾネス”山下りな（フリー）が突如リングに現れ、ドンナ・デル・モンド（ＤＤＭ）を率いるジュリアと共闘を誓い合った。

　大会開始前にＩＷＧＰ女子王座決定トーナメントの国内４枠を決めるクジ引きが６ユニットの代表者によって行われ、ＤＤＭのジュリア、大江戸隊のスターライト・キッド、クイーンズクエストの林下詩美、スターズの岩谷麻優が当たりクジを獲得。開催中の５☆ＳＴＡＲ　ＧＰの結果によって各ユニットから出場者１人を決めることになった。

　クジ引き後、ジュリアはマイクアピールを繰り広げてキッドとつかみ合いとなったが、大江戸隊総出で袋だたきにされてしまった。そこに、なんと山下りながジュリアの助太刀に入り、大江戸隊のメンバーを排除。キッドに「なんでテメエがスターダムにリングに上がってきてんだよ。何しに来た？」と詰め寄られた山下は「スターダム、面白そうだから見に来たら、つまんねえことしてるからよ、出てきちまったんだよ」と挑発的に返した。

　これに対し、キッドは「あの、山下りなさんじゃないですか。もちろん存じ上げておりますけれども、テメエはここのリングにふさわしくない人間なんだよ。必要ねえんだよ。帰れよ」と罵倒。するとジュリアがマイクを持ち「相変わらず生え抜きは頭が固いね。キッドはそうじゃないと思ってたけど、お前も頭がカチコチだな」と反論した。

　ジュリアにとって山下はあこがれた存在で、アイスリボン所属時代には一騎打ちしたこともあり、「山下りなは私の…、後で言います」と話すにとどめたものの、「私はこいつらをぶっ倒したいんだけど。大勢じゃないとイキがれないチンピラども。一緒に大江戸隊をぶっつぶしてくれるってことですか」と問いかけると、山下は「当たり前だろ」と返答。さらに山下は「ただし、ハードコアで勝負をどうよ」と問いかけると、大江戸隊の渡辺桃が「ハードコアだって？面白そうじゃねえかよ。何でも使っていいってことだよな」と名乗り出た。

　これに山下は「いい感じに壊れてるヤツいるじゃん。何でももってこいよ」と受けて立つ構えを示し、「久しぶり。お互い言いたいことは山ほどあると思うよ」と、ジュリアに声をかけてグータッチを交わした。