野崎渚がレジーナV2!高瀬との因縁決着 元マーベラスの神童ミコト改め狐伯入団

 「プロレス・WAVE」(13日、後楽園ホール)

 旗揚げ15周年イヤーを迎えた女子プロレス団体WAVEの今年初の後楽園ホール大会は、レジーナ王者の野崎渚(31)が、昨年のシングル公式大会を初制覇した“第12代波女”高瀬みゆき(年齢非公表)の挑戦を退けてV2防衛に成功した。この日は昨年8月にマーベラスを退団した神童ミコトの入団を発表。記念イヤーに頼もしい新戦力が加入した。復帰戦は4・1新宿大会で、狐伯(こはく)の新リングネームで心機一転を期す。

 王者も挑戦者も待ちに待ったタイトル決闘だった。高瀬は昨年7月1日の新宿FACE大会で“波女”を襲名したものの、直後の試合で左ひじを痛めて暗転。12月まで長期欠場を余儀なくされ、8月の後楽園ホール大会で予定されたレジーナ王座挑戦も幻と消えた。ここで代打として王座に挑んだ野崎が旧姓・レジーナ広田さくらを撃破して2度目の戴冠劇をやってのけた経緯がある。

 野崎は波女4強トーナメント1回戦で高瀬に敗退しており、7カ月ぶりの一騎打ちはリベンジも兼ねた舞台だった。一方の高瀬もAWG王者時代は野崎の挑戦を退けており、お互いに意地をぶつけ合った。高瀬がジャックハマーに続いて2段ロープからのギロチンドロップを繰り出すと、野崎はコブラクラッチ・スープレックスからノアールランサー・ハイを顔面に連打して22分31秒の熱闘を制した。

 1月にディアナのトーナメントを制覇し、WWWDシングル王座を手中にして2冠王となった野崎としては、ここで負けるわけにはいかなかった。高瀬との因縁に決着をつけると「真のレジーナになれた」と笑みを浮かべた。次期挑戦者にはSAKIを指名。1・16大阪大会のタッグ王座戦でフォール負けを喫しており、雪辱防衛を宣言した。

 WAVEタッグ王座戦は、桜花由美&旧姓・広田さくらの“ハラス・メント”がSAKI&清水ひかりの王者組を撃破してV4防衛を阻止した。団体のベルトを奪回した2人は、WWWDタッグ王座にも照準を定め、この日の大会に参加していた王者の梅咲遥(パートナーは高瀬)に直談判。梅咲は「実績は見届けた。会社に伝えます」と、即答を避けた。シングルは野崎、エリザベス王座も宮崎有妃が手中にしており、WAVEのWWWDベルト総取りの野望に王手がかかった。

 この日はアイスリボンを退団して新ユニット「プロミネンス」を結成した世羅りさと鈴季すずが参戦。宮崎&ハイビスカスみぃとのハードコアマッチは、WAVEならではのハチャメチャ試合で大混戦。最後は世羅がイスとラダーで宮崎をサンドイッチにすると、急降下ダブルニードロップを浴びせて爆殺した。

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