井岡一翔に代役挑戦の福永亮次「記念マッチで終わらせへん」大工で鍛えた強打!

 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 挑戦者の福永亮次が21日、都内で開かれた会見に出席。外国人の新規入国原則禁止により来日できなくなったIBF同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)の代役としての挑戦にも「記念マッチでは終わらせへん」と番狂わせに意欲を示した。勝てば35歳4カ月での世界王座初戴冠で、越本隆志の持つ35歳25日の日本最年長記録を更新する。

 ビッグチャンスの知らせが来たときには「夢かなと思いました」と驚いた福永。15歳から大工をしており、現場を請け負っていたことから「世界戦が決まっても、やめた、とはできない」と迷ったが、発注先の社長から「ボクシングに専念してください」と言われ、受けることを決意した。

 井岡はこの試合を「通過点」と話しているが、福永は「記念マッチでは絶対終わらせへんぞ」と闘志。井岡を「お手本のような選手。気も強いし、全部備えている」と評し、「真っ向勝負。小細工とか通用しないと思っている」と戦いをイメージした。

 15勝中KOが14という強打の持ち主で、日常的に大ハンマーを振るなど大工仕事で手首、拳などが強くなったという。風貌が世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)に似ていることから『リトル・パッキャオ』と言われる。

 リーマンショックの不景気で荒れた生活を送る中、25歳からボクシングを始め、18年に連敗した後は引退も考えた苦労人。遅咲きの大輪を咲かせるか。

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