大健闘TKO木下がノア丸藤とボクシング対決「倒れずどつき合えた」「大きな思い出」

 健闘をたたえ合い抱擁するTKO木下(赤)と丸藤正道(撮影・飯室逸平)
 丸藤正道のパンチに顔をゆがめるTKO木下(左)=撮影・飯室逸平
 丸藤正道(右)にパンチを決めるTKO木下(撮影・飯室逸平)
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 「3150ファイトvoi.1」(16日、メルパルクホール大阪)

 お笑いコンビTKOの木下隆行がボクシングデビューを果たした。1分×2ラウンドのJBC管轄外のスペシャルマッチでプロレスリング・ノアの丸藤正道と対戦した。

 名前をコールされて気合満々に右腕を突き上げた。いきなりボディーを食らったが、顔面へのパンチをたたきこんで反撃。予想以上の健闘を見せた。カウンター気味のパンチが当たり、丸藤が倒れるシーンもあったが、判定はスリップとなり、ダウンにはならなかった。

 2回に入って左のジャブから左右のフック、右ストレートと相手を上回る手数を出した。終了間際は息が上がったが、やりとおし、ゴング。戦いを終えて熱いハグを交わした。

 木下は「終わりましたー。よかったー。ありがとうございます」と息をついた。「この日が来るのが怖くて。なんで初めて会ったプロレスラーとどつき合いしなきゃいけないんだと。めちゃくちゃ怖かったんですけど。こうやって丸藤さんが戦ってくれたことは勇気のあることやと思うんです。僕も男の子として、このプロセス思いっきり練習してきました。お互い倒れずどつきあえたことは人生で一生の大きな思い出になりました。丸藤さん、ありがとうございました」と話した。

 試合前は挑発も受けていた丸藤は「人それぞれ色々受け取り方があるので、かちんときましたけど、ボクシングに対する姿勢とかを木下さんのYouTubeで拝見させて頂いて、本気で頑張っていたので素晴らしいと思いましたし、パンチも重くて、おれが“TKO丸藤”になっちゃうかと思いました」と木下の“挑戦”を称賛した。

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