井岡一翔 うっぷん爆発V3 ドーピング騒動後初戦、苦しみながら3-0判定勝ち

 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(1日、大田区総合体育館)

 井岡一翔が挑戦者で同級2位のフランシスコ・ロドリゲスを3-0の判定で破り、3度目の防衛に成功した。昨年大みそかの前戦、田中恒成(畑中)とのV2戦でのドーピング検査で日本ボクシングコミッション(JBC)の不手際によりかけられた違反の疑いが晴れてからの初戦。前半は押され気味だったが、中盤からペースをつかみ、最後3回は打ち合う場面が目立ったが、3者とも116-112の4点差で押し切った。緊急事態宣言の延長を受けて日本国内での世界戦では初の無観客試合となった。

 苦しみを乗り越えてつかんだ勝利だ。井岡は序盤からタイミングよく飛び込むロドリゲスの右ストレートなどを浴びる場面が目立ったが、左ボディーなどで反撃。終盤は粘り強く前に出る相手と打ち合い、押し切った。

 無観客のリング上でのインタビューで「こういう選手に競り勝てたというのはいい経験になりました」。結果的に終盤2回でポイントを取ったことが決め手となり「向こうに流れてもおかしくないラウンドはあった。ラストは倒しにいこうという気持ちで戦った」と語った。

 昨年大みそかの前戦、田中恒成(畑中)との2度目の防衛戦では8回TKOの完勝。大いに評価を高めたが、そこからは苦難を味わった。4月にJBCの不手際によるドーピング違反疑惑が一部マスコミで報じられた。潔白は証明されたが、自宅が家宅捜索されるなど、一時は「人生が終わるのではないか」と思うほどだった。心と体への影響を「集中してやっていたが、体は頭と別。体はプレッシャーとかいろんなものを背負っている、何かがあったかもしれない」と推測した。

 田中戦では左腕の塗布物がはがれ落ちて入れ墨が露出し、JBCから厳重注意を受けたが、今回はJBCが塗布物を用意し、試合前に確認。6回あたりからほぼ露出する状態となってしまったが、井岡はJBCの指示に従ったことを強調した。

 かねて希望するのは団体王座統一戦。WBA・WBC統一王者にはファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、IBFはジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が王者に君臨。井岡は「僕が希望しているだけですけど、IBFを獲りに行きたい」と大みそかでの決戦を熱望した。

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