ノア・武藤が前哨戦で丸藤を足4の字葬!エメラルドも披露「三沢光晴を意識」

丸藤正道(右)に閃光魔術を決める武藤敬司
丸藤正道(左)に足四の字固めを決める武藤敬司=後楽園ホール
丸藤正道(左)に低空ドロップキックを見舞う武藤敬司=後楽園ホール
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 「プロレス・ノア」(31日、後楽園ホール)

 ノアの創設者で09年6月13日に死去した三沢光晴さんのメモリアル大会でGHCヘビー級選手権試合(6月6日、さいたまスーパーアリーナ)の前哨戦がタッグで行われ、王者の武藤敬司が挑戦者の丸藤正道から直接ギブアップを奪った。

 武藤は田中将斗と組んで丸藤、船木誠勝組と対戦。三沢さんのライバルと呼ばれた武藤は裏地が三沢さんのイメージカラーだったエメラルドグリーンで染められたガウンを、三沢さんの弟子だった丸藤は三沢さんのかつての姿である2代目タイガーマスクのマスクをエメラルドグリーンに染めたものを着用して入場した。

 武藤は船木の腕ひしぎ逆十字固めから左腕を集中攻撃されて苦しんだが、ドラゴンスクリュー、閃光魔術、足4の字固めなどの天才殺法で反撃。さらには三沢さんの得意技エメラルドフロウジョンも繰り出して丸藤を追い込む。終盤には丸藤にヒザ蹴り虎王、不知火などの逆襲を浴びたが、最後は田中のスライディングラリアットとスライディングDのアシストを受けて、丸藤を足4の字固めで捕らえてねじ伏せた。

 バックステージで武藤は「今日は8割劣勢だったけど、お前の一発で勝てたよ」と田中のアシストに感謝。「丸藤も頑張っていたけど、三沢光晴を見すぎて、若干センチになっていたのかな。その分、スキが出たのかな」と振り返った。

 エメラルドフロウジョンを繰り出したことには「今日はガウンから三沢光晴を、オレは丸藤と違って外見だけを意識して。あいつは内面も意識した分、ちょっとセンチだったような試合をしていた」と説明。本番へ向けては、「58歳になると朝に目が覚めて万全な日がないんだよ」と苦笑しながらも、「どうコンディション良く試合をやれるかって言うのは、やっぱり腕の見せ所」と自信を示した。

 一方の丸藤は「やっぱりさすがの武藤敬司ですよ。三沢さんのメモリアル興行という形だったんで、三沢さんの前でしっかり結果を残したかったんですけど、そう簡単に相手ではないというのはよくわかった。お客さんも三沢さんもそう思ってくれたと思う」と武藤の実力を再認識。だが、船木は「武藤さんはちょっと防衛戦疲れしている気がする」と指摘すると、「いけます」と反応。「次、タイトルマッチで結果を残さなかったら、オレがここで20年やってきたことってなんだったんだろうと、自分でも思ってしまう。端から見たら、勝算は低いかも知れないけど、それでこそ面白いと思っている」とレジェンド超えに意欲を示した。

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