新日本・飯伏、オスプレイとの前哨戦勝利!新ベルトは「両国で勝つまで巻きません」

 「プロレス・新日本」(30日、後楽園ホール)

 初代IWGP世界ヘビー級王者で4月4日の両国国技館大会で挑戦者ウィル・オスプレイを相手に同王座初のタイトルマッチとなる初防衛戦を行う飯伏幸太が最後の前哨戦に勝利した。

 飯伏は小島聡、天山広吉と組んでオスプレイ、グレート‐O‐カーン、ジェフ・コブの“ユナイテッド・エンパイア”トリオを迎撃。大会開始前には同王座のチャンピオンベルトを贈呈されたが、入場時にはそのベルトを腰には巻かず、肩にかけて現れた。

 6人が入り乱れた熱戦は終盤、飯伏がカットに入ったオスプレイをコーナーで逆さづり状態にして自由を奪い、その目の前で見せつけるようにコブをカミゴェで料理。試合後はベルトを挟んでオスプレイと向き合い、激しく言葉を交わした。

 そして、マイクを持つと、「このベルトの最初の挑戦者、オスプレイ。ボクは(初めて)オスプレイを見たとき、ボクに似ているなと。このキャリアであれだけできて、あれだけすごいのは、ボクより上だと思っている」と、自身と同じく驚異的な空中殺法を得意とする若き英国人挑戦者を高く評価。続けて、「でも、彼に足りないものはまだたくさんありますから。その部分でボクは見せたいと思いますよ。その部分を持っているヤツがそこにいますけど」と、放送席で生中継の解説を務めていた熱血漢の鷹木信悟を指さしながら自信を示した。

 バックステージでも飯伏は「穴がやっぱり一つ、二つ、三つ、ボクはすでに彼の中に見つけましたね」と指摘し、「勢いはすごいですよ。その勢いで今日は圧倒されたんで、自分の持っている技術の方でいこうかなと思っています」と本番での戦いをイメージ。最後は「このベルト、本当は巻きたかったんですよ。でも、巻かない。次の両国、勝つまでベルトは巻きません。勝ったら巻きます」と、V1成功後にベルトを腰に巻くことを宣言した。

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